勝手時空雑記

思ふこと言はでぞただにやみぬべき われとひとしき人しなければ

2021-01-01から1年間の記事一覧

Les bonbons japonais, 'Gelée de Misuzu'

「飴」と名の付いた、果実だけで作られた信州銘菓 初めて食べたのがいつだったのか、全く覚えがないロングセラー食品ってありませんか。写真の「みすゞ飴」などは、僕にとって正にその代表作。飴と言っても実際はゼリーのお菓子。信じられないことに材料は果…

A vague landscape dwelling in little heart

ホテルの上層階から撮影した、在りし日の中国の街角 もうかなり昔の話になりますが、公私ともに時折中国を訪れました。世に電子マネーなど無く、未だクレジットカードすら怪しい現金至上主義の時代。若い世代はご存じないでしょうが、人民元の他に「外貨兌換…

People live while meeting people

鳥居の向こう、未来への祈願か、それとも過去への回想か… もう何年も前の焼けるような夏の日、東海地方のとある神社を訪れた際、整然と並ぶ鳥居の美しさに魅せられ、ふとシャッターを切った際、偶然に撮れた写真です。整然と並ぶ絵馬に見入る女性の後ろ姿を…

April showers bring May flowers

シュテーデル美術館で目にした、どこか懐かしい風景画 今の会社に転職して早二年が経ちました。現在、グローバルな品質保証体系の設計・構築に日々頭を悩ませています。本来ならば海外の生産拠点を訪れ、現地の責任者や担当者と議論を行いながら改革プロジェ…

The taste of wasabi preserved in sake lees

もう数十年も変わらない懐かしい味「峠の釜めし」 関東平野北西部、一地方都市の駅前商店街で育った僕は、毎朝、駅近くの跨線橋を訪れては、列車の連結作業に見入っていました。今ほどに鉄道技術が進んでいなかったその昔、日本有数の難所である県境の峠を越…