勝手時空雑記

思ふこと言はでぞただにやみぬべき われとひとしき人しなければ

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

An earnest request by a gentle curator (part 1)

大聖堂の広間でリースを前に物思いに耽る修道女 今回は少し不思議な体験をお話します。不思議と言っても怪談話ではありませんのご安心のほどを…(笑)。 今から五年ほど前の秋、車載用OEMビジネスのため欧州に出張しました。時差調整のため業務開始の一日前…

A commonplace but mystic silhouette in lady profile

何気ない日常の一コマを描いた一幅の絵画 見知らぬ街を旅する時、ほぼ決まって訪れるのが美術館です。一人旅が多いせいもあり、旅先で長い時間を潰すにはもってこい、との現実的な理由もあるのですが、「ある時代のある風景がそのままの形で残る絵画を静かに…

Two communes in some thousands of miles away

川沿い・街道沿いに発展した日白の町 知らない土地を旅している時、ふと昔訪れたような錯覚に陥ることはありませんか。前世の記憶説や人の卓越した能力説等、その主張には枚挙に遑がありません。残念ながらいずれの説も未だ科学的には証明が成されていないよ…

The gentle stone pavement on a rainy day

Bruxelles市内南東部、静かな石畳の街並み 前回のブログで広場の石畳に埋め込まれたオーナメントの話をしましたが、その石畳、欧州では様々な都市の様々な場所で目にすることが出来ます。統計を取ったわけではありませんが、やはり一般的には旧市街の広場周…

A mysterious shellfish on the stone pavement

ベルギー王国の広場、石畳の粋なオーナメント 21世紀に生きる僕たちは世界中を気軽に旅することが出来ます(COVID-19により一時的に難しい状況ですが…)。でも今から400年の昔、江戸年間のおよそ250年間、「鎖国」という対外政策のため、一般民間人は日本国…

The same as yesterday's please!

英国ホテルの標準的なブレックファスト 90年代後半から2000年代初頭、欧州にて自動車用電子機器のOEM向け製品開発を行っていた関係上、結構な頻度で英国に出張しました。英国と言ってもLondonのような大都市ではなく、郊外に広い敷地を持つ、地方都市近郊のR…